さて(すきなひとのすきだったときのはなし)1

今日は会社を休んで、眠っていたい。ここのところいろいろありすぎて…疲れた。
おそらく、私はもうすぐフラレルはずで、三ヶ月ちょっと続いた恋のいのちも、あと数日となってしまった。遺言のような気持ちで、今までの経緯をここに残しておきたい。あまりにも強くまた熱く実体があるものにたいしては埋葬場所ぐらい、用意してやりたい。

彼は元々私のブログの読者だった。その縁で知り合って、いまにいたる。そして別れに至るのだけれども。

初めて彼の声を聞いて,私はそこに囚われた。なんでそんなことを思ったのか、いまだによくわからないけど、なぜか「この人とは一生の付き合いになるのではないか」と感じた。(そんな錯覚をした自分を、いまではたまらなく愛おしく見つめている)

初対面の印象は悪かった。見た目は、あまりよくなかった。(おそらくはむこうもそうだろう)
ご飯を食べて、公園に行って、そこで様々な話をした。彼は日本人ではない。例の特権があるのないのといわれなき罵倒をうけている、そのひとたちである。彼が、民族と身体に抱える相克と、それを背負い続けた人生にどうしようもなく惹かれてしまった。寄り添いたい、と思った。
思ってすぐに行動に起こすのが私の悪い癖で、その日に彼と寝た。その後、連絡はなかった。

一週間、私は荒れた。もうなにもかもから撤退しようとおもったとき、彼からメールが来た。会って、また様々な話をした。彼は何十回とお見合いをしていて、断ったり断られたり。「いまもたまに食事したりする人いるんだけどさ、それだけで、よっぽど君との方がすすんじゃっているよ」家族は純血主義で、その意の通りにするのに疑問を感じているという。「俺の人生、このままでいいのかって」だからわたしはいった。その人とダメだったら,私と付き合いましょうよ、と。