諦念プシガンガ

彼に私のことはまだ好きか、聞いてみた。
「嫌いな気持ちなんてないよ、ただ医者からは“仕事や人生に対して重要な決断をしないように”と釘を刺されているから何も考えないようにします」といわれてしまった。

私はそこでやっぱり「よければそばにいさせてくれない?」とメールを送ってしまったのだった。ホレタヨワミ。

そんなメールにも、そして電話しても返事はない。とりあえず放置プレイでいくことにした。

彼は以前私に「俺は甘えるときは本当に酷い甘え方をするよ」といってたけど、まさかこんな形をとるとは。結局私が待っていることを前提にすべて話が進んでいる気がする。返事をしなくても、わたしが待っていることが、彼にはよくわかっているのだ。それが、腹が立つ。と同時に、まさに「諦念プシガンガ」が実現されているんだな、と実感する。私の中で。「牛のように豚のようにころしても、いい。いいのよ、我一塊の肉塊なり」